2018.04.16 20:05still...砦だったその存在は、同時に枷であった自由を求め嘆く君と不自由に憧れた私は幻の交差点に縋っていた巻き戻せたとしても免れない悲劇であろう未だあの日々の中の笑顔が緩やかに今を壊し続けて…
2017.02.18 22:22君と僕と無限の答えと一つの決意いつだってそうだった。抱き締められても、突き放されても、泣ける程大切で、哀しくても苦しくても幸せだった。選んだのか、導かれたのか。..刹那を愛し歩いて来れた君が羨ましい。私は何処に置き忘れてきたのだろうか。..天国も地獄も何もかもを見せてくれた。君は私の全て、私は君の欠片。笑い合...
2016.12.13 21:13冬雨一段と染み入る冷たさと孤独誤魔化し方を忘れた浮彫りな傷跡不幸にならないでと、あの時願ったのに誰かと幸せになってとは思えなかったじゃあ、私の愛は本物ではなかったのかなんて…そんな事誰にも絶対言わせないこんな寒い夜、強がりなくせに寂しがりな君が今も私ではない誰かを抱いているのかと想像...
2016.11.27 00:191分40秒。寒さが身に染みて、耐えられなさそうであの日の後悔に悶える様な気分を抱き今日も眠れないのだろうと溜息をついたどんなタイミングなんだろう、久しぶりの君からの着信に少し間をあけて飛びついた君の事ばかりを考えていたけれど、小さな嘘をつく眠っていたところだと、涼しい声で君がいなくてもまるで...
2016.11.13 00:05Yes.「さようなら」と「愛している」は私達にとって同じ意味を持ついつも誤魔化して「ありがとう」や「また今度ね」と断ち切れなかった愛しさに今そっと蓋をしよう心の中で告げるけれどきっと貴方も感じるでしょうこのままでは何処にも行けないの同じ結末を繰り返してばかりではこの身体も心も未来を拓けな...
2016.11.10 02:20Can't愛した事を何故後悔するの?夢の中で知らない誰かが私に言った過去をずっと手放せずにいたのはどちらなの?十分過ぎる程わかっていた今の彼と何かを始めたいわけでもなく、彼もそれを全く望んでいることもなく、ただ、過去の自分が少し報われる気がして…複雑な立場なんて慣れていたから漠然と必用とさ...
2016.11.06 22:54Endそもそも出逢った瞬間に終わってしまったんだあの日は決して始まりの日なんかではなかったあの頃はよく考えて狂いそうだった未だに駆られるやるせなさも消えてはいない恋を愛に育てられなかったのかな、とか愛し合っても恋をしてはいけない定めだった、とか頭も心も何度も破裂する程に考え倒した苦しか...
2016.10.28 12:49前奏曲〜プレリュード〜同じ風が吹き出したね何の日だか覚えてる?なんて愚問だよね私達の人生が交わってしまった運命の日時が止まる瞬間をお互いが感じて堕ちた瞳の奥に懐かしさと愛しさと切なさを思い出して22歳だったのにもうすぐ27歳になるね小さな銀色の笛を上手く吹けなかった葡萄味の飴をそっと交換した手を繋いで...
2016.10.18 00:02鎮魂歌〜レクイエム〜何度二人巡っても巡っても巡っても結ばれなかったから巡り逢い続けた前世も来世も現世もきっと、ずっと幸福なんて用意されていないから故刹那を抱き締めては失い続けてきた分かってる、その瞳を覗けば分かる…せめて幻ではなかったと聴かせて見つけられなかったけど感じ合えた二人が探そうとしていた愛...
2016.10.10 18:50狂想曲〜カプリチオ〜君が手招きしている「おいで」と優しく笑うと目が消えそうになる笑顔で、私を呼んでいる神様は彼に気まぐれという才能を与えていた事を、いつもすっかり忘れる理性や決意も吹き飛ばすその笑顔に、なす術もなく支配され続けた手招きされている場所が例えこの世界の果てでも、終わりなき地獄だったとして...
2016.10.09 01:16夢想曲〜トロイメライ〜昨日不思議な夢を見たんだ君は私に気付いたのに少し瞳の色を変えて通り過ぎただから名前を呼んだのに振り返らずに歩き出して私は置き去りにされたまるであの日をそのまま再現する様な「バカー!!!!!」立ち去る君の後ろ姿に力の限り叫んだそこでパッと目が覚めてハッとした何であの日と同じ二人だっ...
2016.10.05 14:48根本的悲劇恋多き男は愛を知らず愛深き女は恋には幼く根っからのすれ違いどちらも悪くないのだけど出逢ってしまった事が悲劇だそれでも出逢った事を悔いた事なんて一度もないんだよ一生分泣いたけれど出逢えて想い合えた日々は変わらずに誇りで、宝物と呼べるから来世の二人に幸あれと願いつつ、今日も目覚めると...