前奏曲〜プレリュード〜
同じ風が吹き出したね
何の日だか覚えてる?なんて愚問だよね
私達の人生が交わってしまった運命の日
時が止まる瞬間をお互いが感じて堕ちた
瞳の奥に懐かしさと愛しさと切なさを思い出して
22歳だったのにもうすぐ27歳になるね
小さな銀色の笛を上手く吹けなかった
葡萄味の飴をそっと交換した
手を繋いで指を絡めると1ミリの違和感もなくて
色んな人の痛い視線も気にしなかった君
前からの知り合い?と聞かれ否定しなかった君
職業を偽った事にも愛しさを感じた
本当の俺を見てって、心から聞こえていたから
そんなのは何でも良かった
この人生でまた君と巡り逢えた事だけに歓びを…
音も立てずに始まっていた試練にも気付かずに
ただ同じ温度で上昇して離れられずに
あの時ふと涙を流してしまった私の頬を拭って
泣かないで、涙は哀しいよ?って囁いたね
違う、嬉しくて、幸せ過ぎて恐くなったの
怯える程に愛してしまう事が恐かった
凄く昔の事の様な、昨日の夜の事の様な…
二人を変えたものは何だったのか
二人が変わらなかったのは何でだろうか
今夜は秋雨、独りだと沁みるね
始まりの日を想うよ
前世から持ち越した宿題を来世に繋げられるのか
逢いたいけど会いたくなかったり
恋しいのに愛に背を向けたかったり
複雑で単純で深過ぎるカルマに輪廻を馳せて
今日はあの日の夢を見よう
始まりの日の二人を微笑んで眠りにつこう
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