タイムアップ

舐め合う程、傷は深くないけど
馴れ合う程、傷に慣れていない

使い棄ての鼓動の高鳴り

風化しないうちに伝えないと
そのまま消えてしまうなんて
居た堪れない想いに呪われる

解り合えるなんて思い上がり
受け止めるなんて独りよがり

百万人に見つめられたい人間と
たった一人に愛されたい人間は
結構…かなり、噛み合わないもので

どんな嘘でも良いから聞きたかったのに、どんな真実も知りたくなくなった

言いたい事は沢山あったのに
伝えたい事は何も無くなった
だからありがとうって笑った

どうして信じられる人と
信じたい人は別なのだろう

君にとっての千は一で
私にとっての一は千で
恐らくそういう物語だ

君が蒔いてくれた種だから
咲くまでではなくて、せめて
散るまで見届けて欲しかった

この愛が伝わらないのなら仕方ないと

戻れない、じゃなくて戻らない
全て心が紡ぎ出した過程なら
いつかは緩やかに誇れるかもしれない

私達には会いたいとおやすみしかなかった だから今日もおやすみ
ずっとおやすみ

あぁ、時間切れだ
もう一度言わせて
最後のおやすみを…

(2013.February)

M's tail

in side my soul...

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