最後の背中

君に背を向け 歩く私を
許さないで欲しかった ホントは
いつでも離れられる理由を
持ち寄りながら寄り添っていた

サヨナラの後に抱きしめたり
心ないありがとうなんて要らない

最後の背中 焼き付いたまま
私も君もこの空の下
お互いの胸 秘めた光
求めて また旅を始めただけ
それだけのこと それだけの今…

先回りして 諦めたのは
夢見るのが 怖かった いつも
いつでも愛しすぎる沈黙
責め合いながら 確かめてた

ごめんねの度に キスするから
終わりなんて感じないと信じ込んで

最後の背中 力強くて
どんな言葉 もう届かない
お互いの道 交わった過去
儚い夢だったと思えばいい
それだけのこと それだけが今…

陽を見られないままの愛は
何も聞けず、何も言わず
「いつか」だけに委ね消えて

最後の背中 焼き付いたまま
私も君もこの空の下
最初の一歩 踏み出したから
振り返らないのは愛の証

(2013.May)

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