世界と君と私の話

涙は重力に逆らう事を覚えていた

泣いたところで世界も君も変わらない

酷な惑星に生まれついたものだ

感じる程に痛める心身

雨の季節が始まるから
沢山泣いても雨量で誤魔化そう

あれれ、泣きたいのか
ううん、泣きたかったんだ

肝心な事は何一つ言えない臆病さ
抱き合うよりも見つめ合う事は困難だ

世界は回る
君は生きる
私はどうする

まだ何も終わっても始まってもない
そういう話なんだとしたら

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