空耳カーテンコール
一日の終わりに自分を責めたくない
幻の君を抱き締めて眠りにつきたい
近づく程にどんどん遠くなり、
満たされる程に足りなくなった
力の限り抱き合っても決して交わらず
馬鹿げた愛だと歌っては泣いていた
涙の理由はいつも言葉にはならない
沢山泣いて誓った事は一番哀しい決意
悪夢だと知りながらも飛び込んだ
唇で黙らせて…世にも愚かなお伽話
痛みも後悔も永久の約束なのだと
曖昧な愛憎にしがみつきもがいた
それからの事なんて覚えてやしない
幻影、漂う、ふと枯れた筈の涙が…
カーテンコールで良いのですか
どこからか聞こえる空耳に操られる
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