重力に身を任せ

罪と罰について
不可抗力について
あるいはあの日の二人について

口約束を飲み込む愚かさと
繰り返しても学べなかった事を
今更整理しても無意味だと分かる頃

心の仕組みを透過せよ
方程式を解いてみせよ

糸口が見当たらずもがいても
朝も夜も待ってはくれない

鏡の中の自分が自分を嘲笑う
許されない事に酔うなと叱られる

涙が少しも出ないのは予想以上に
退屈に、筋書きも覆した結末だから

世界の重さと日々の重さに沈んで
風が変わる瞬間をまた待とう

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