時の力
時の流れは傷を癒してくれる。
ただ時が流れるのを待とう。
いつかは何も無かった様に楽になる。
そんな風に思っていた。
けれど時の力は本物の愛を強固なものにするものでもあると知った。
一緒に生きていた季節は消えない。
どんなに離れようとも、会わずとも
二人の歴史は消えずにあった。
好きなとこも良いとこも尊敬するとこも魅力的なとこも数えたらきりがないけど、それ以上にどうしようもないとこもダサいとこも情け無いとこも沢山知っている。むしろそれこそ愛しくて、君を縁取る破片残らず愛でしかなかった。
何がなくても、何があっても
少しも揺らいだりはしなかった。
君が地獄を見た時に隣にいれて良かったと、今では思う。
いつだって命懸けで守ろうと決めていた私は失望しながらも貫いていた。
あの頃は強かったね。君を支える為に強くなりたかったからね。一人でいる時に一生分泣いていたけど。
次は何年後に笑顔を交わせるのだろう。まるで昨日も会っていた様に。
君を愛せた過去が心底幸せだ。
出逢えたことを誇りに思える未来がきたよ。時の力はこれから先のそれぞれをどう導くのか。
どんなに会えなくても、言葉も電波も届かなくても、世界の何処にいても、私が味方だって忘れないで欲しい。
頑張りすぎた君。生き急いだ君。何処にいても駆け付けて頭を撫でてあげるよ。あともう少しだけ頑張りなさい。
時の力の中に秘めた約束。
歴史はまだまだ終わらない。
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