Can't Help Falling In Love
神様はなぜ人間に愛するという感情を与えたのでしょうか?
なぜ他の生き物同様、子孫繁栄の為に求め合うだけにしなかったのでしょう?
人が人を好きになる事をしない生き物だったなら、恋とか愛とかが存在しなかったなら、犯罪は少なかったかもしれません。もっと平和な世の中だったかもしれません。
しかし人を愛する気持ちが、その想いが、沢山の奇跡を生んできたという歴史もまた事実。
人を一番醜くするのは恋愛。
でも一番輝かせるのも恋愛。
愛のせいで人は苦しむ。
でも愛のおかげで人は救われる。
一概に善いとも悪いとも言い切れない。HumanとLoveは切り離せない。
日本語では、恋、恋愛、愛、色んな言い方やニュアンスがあるけれど、英語では一つ。”LOVE”
ずっと昔に読んだ本に、恋は思い込みと勘違いから始まると書いてあった。
妙に納得してしまった。ちょっとした思い込みや勘違いが重なって、人はそれを恋と名付ける。
運命の出逢いとか、運命の恋とか、この人が運命の人だとか、そんな言葉をよく耳にするが、どれが運命で、どれが運命でないと誰が決められるのだろう。ここからが運命だという基準はない。他人から見たら普通の事でも、いちいち運命だと決め付けたくなる。
恋の魔力。
永遠なんてないと思う。そう思うものの、絶対ないと言い切れないのは、この言葉が存在しているからだろう。
永遠を見た人が永遠という言葉を作ったのだろうか?
信じたくて、存在しないと思いつつ生み出したのだろうか?
恋に落ちると、この瞬間が永遠に続くと信じてしまう。
これもまた恋の魔力。
時に胸が引き裂かれる位苦しんで、
太陽に背を向けたくなる程傷付き、
漆黒の闇に一人でいる様な孤独を感じ
「もう恋なんてしない。もう人を本気で好きになったり、愛を信じたりしない。」と心の中で強烈に誓う。
しかし、そう決めたものの、人は性懲りもなくまた恋に落ちる。誓いは流されまた人を好きになる。
傷付くと知りながら、苦しむと分かりながらも、恋を選ぶ。いや、選べないのかもしれない。
透明な気持ちで想い続けられたなら…
真っ白もいつかは汚れてしまうかもしれないから。
どんな色にも支配されない透明な気持ちで愛し続ける事が出来たなら…。
今この瞬間も世界中で恋が生まれ、
恋の涙が流れている。
人間が人間である限り恋は存在する。
繰り返される。
Can't Help Falling In Love.
止まらない。止められない。
抗えない。この気持ちだけは。
(from19years me)
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