凍てついた残暑
いつも乗り越えたつもりになったり
振り出しに戻された気分になったり
捨てようと思いながら握り締めたまま
二人の身体はほんのりと汗をかいて、
夏の終わりと君が隣りにいる
目を閉じた睫毛を見ていたいけれど
精一杯振り向かず背を向けていた
私達の大好きな曲が…
だんだん小さくなって…
二人は眠りについた
同じ夢はもう見れない
別々の夢を見ながら、それでも…
熱いよ、身体が物凄く
それなのに心は氷の様
そんな瞳で見つめないで
逸らせない事を知っているんでしょ
いつも君は負けたふりが上手だね
私が君に勝てた事なんてなかった
何も忘れずにいてなんて言えず
深く被った帽子の下の涙を隠した
またねと言って雨に打たれながら
帰り道に傘を忘れてきた事に気付いた
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