M

my life

記事一覧(129)

前奏曲〜プレリュード〜

同じ風が吹き出したね何の日だか覚えてる?なんて愚問だよね私達の人生が交わってしまった運命の日時が止まる瞬間をお互いが感じて堕ちた瞳の奥に懐かしさと愛しさと切なさを思い出して22歳だったのにもうすぐ27歳になるね小さな銀色の笛を上手く吹けなかった葡萄味の飴をそっと交換した手を繋いで指を絡めると1ミリの違和感もなくて色んな人の痛い視線も気にしなかった君前からの知り合い?と聞かれ否定しなかった君職業を偽った事にも愛しさを感じた本当の俺を見てって、心から聞こえていたからそんなのは何でも良かったこの人生でまた君と巡り逢えた事だけに歓びを…音も立てずに始まっていた試練にも気付かずにただ同じ温度で上昇して離れられずにあの時ふと涙を流してしまった私の頬を拭って泣かないで、涙は哀しいよ?って囁いたね違う、嬉しくて、幸せ過ぎて恐くなったの怯える程に愛してしまう事が恐かった凄く昔の事の様な、昨日の夜の事の様な…二人を変えたものは何だったのか二人が変わらなかったのは何でだろうか今夜は秋雨、独りだと沁みるね始まりの日を想うよ前世から持ち越した宿題を来世に繋げられるのか逢いたいけど会いたくなかったり恋しいのに愛に背を向けたかったり複雑で単純で深過ぎるカルマに輪廻を馳せて今日はあの日の夢を見よう始まりの日の二人を微笑んで眠りにつこう